温度差


死別後、1~2年位の間は特に、周りの人達との

温度差を感じてしまいます。

世間では、「もう1年経った」というような

感覚だと思われます。

実際に、私自身の時も、

1年後、2年後、、と時が経つにつれて

「もう元気になったね」

と思われることが多かったです。

今では「すっかり元気になった。」と思われて

いるのかも知れません。

しかし、グリーフを抱えた人は違います。

まだ1年。まだ2年。

悲嘆経験のない人達とは、時間の流れる早さが

全く違うのも事実です。

2年、3年経つ中で、悲しみを表に出すと

「いつまで悲しんでいるの。そろそろ元気を出さないと☆」

というコトバをかけられたりすることもあるかと思います。


「周りの人と接するときに、相手からはもうきっと

元気だと思われてるから、どんな顔をしてよいのか分からない・・・。」


というコトバが、最近、、私の所に届きました。

同じように、自分の気持ちを偽りながら、悲しみを閉じ込めて

日常を送っていらっしゃる方がたくさんいるのではないでしょうか。

もちろん、ずっと悲しんでばかりはいられません。

努力も必要な時もあるかと思います。

ただ、同じような苦しみを抱える人たちが、日常の中で

心から安心して笑顔になれる場所があまりにも少ないように

思っています。

それでも、お仕事、家事、育児、その他さまざまな大変な日常を

送っていかなくてはなりません。

グリーフをかかえた人たちが、そんな日常を少しでも

送りやすくなるためにも、

笑顔になれる場所。

作れたらいいな。と思っています。


一宮市グリーフケアakari

グリーフケア・グリーフワーク

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