失ってわかったこと。
夫との死別から3年7か月が経とうとしているところです。
人によって感じ方、生きるスピード、環境、それぞれに違いますが、
私自身の経験の中で、3年経った頃に、夫を失ってわかったことが
あります。
夫が今なお隣にいてくれたら、絶対に気付けなかったことです。
いくつかありますが、その中で一番強くわかったことは、
「感謝」と「愛」の大切さに気付きました。
「感謝」も「愛」も夫だけに。という事ではなく、「全てに対して。」という
意味です。生きている事に感謝。支えて下さる方に感謝。今の生活が
出来ているすべてのことに感謝。自然に感謝。
家族を愛しいと思えること。愛があふれていれば、きっとみんな笑顔
になれるんじゃないかと思います。
夫がいたころの私はそんなこと考えたこともありませんでした。
大切な人との死別は、人の心をそれほどに変えてしまう事と思います。
それでも生身の人間ですので、時にはそんな大切な事もつい忘れてしまう
こともありますが、そんなときは後から心の修正をすればいいだけのこと。
出来ればこんな経験はしたくなかったけれど、失ってからこそ分かる大切な
事もあると思っています。「大切な人が遺してくれた大切なこと。」
ゆっくりゆっくり探しながら、一歩ずつ前へ進んでいければいいと思っています。
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