グリーフとは。
グリーフ(ケア)と聞くと、死別経験のある人に対して。という感覚が
主にありますが、グリーフを抱える人たちは決して死別経験者だけでは
ありません。
大切な「何か」を「喪失」したことにより、グリーフを抱えている方もおら
れます。大切な人が生きているにも関わらず離れなければいけない場合など、
もしくは人ではなく、自分の心の一部を何らかの原因で「喪失」してしまった
などの場合もグリーフをかかえておられます。
どんな場合でも、やっぱり一番大切なのは、想いを安心して話せる場所。
だという事が言えます。
少し前になりますが、そのような方のお一人の方とお話をしていた
時、私は特別に何かしたわけではなく、ただ、お話を聞かせて頂いていた
のですが、その翌日、「ずっと話すことが出来ずにいたけど、ほんの少し
話しただけでもすごく楽になった♪」とおっしゃられました。
「表出」出来る環境ってやっぱり必要なんだな。と、実感しています。
ちなみに私の表出の仕方は、キャンドル作り(灯すことも)はもちろんのこと、
その時の気分に合わせた音楽を聴き、ひたすら自分の想いを独り言のように素直に
口に出しています。時には涙も、思う存分流します。
傍からみたら、ちょっと変ですね♪
それでも、今でも一番困ることは、一番伝えたい相手が隣にいない事です。
おそらくそういった困りごともその方によって様々なのだと思いますが、
たくさん吐きだして、心の中の荷物を軽くしていくことも大切です。
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