見え方が変わる


大切な人を亡くし、深い悲しみを抱える経験をすると、

今まで見えていた景色が、180℃変わったように

見える事がたくさんあるのではないでしょうか?

私が初期の頃に、とても感じていた事、口にしていた事で、


「見える景色が、カラーの景色から、グレー1色の景色に変わった。」


これは本当によく思っていました。

それまでは目に映るすべてが当然のようにカラフルに移り、

幸せだった。ということ。

死別を経験してから、

視力がおかしくなった訳ではなく、

何を目に移しても、今までのような色とりどりの

カラフルな幸せな気持ちが消え失せ、全てが

灰色に(見えるのではなく)感じてしまうようになったこと。

そんな感じでした。

少しずつ月日が流れ、

まだまだすべてがカラフルに戻ったわけではありません。

カラフルに見えるときもあれば、まだまだ灰色に

しか感じられないことも山のようにあります。

でも、少しはカラフルに見える時が出てきたことも事実です。

それともうひとつ、「見え方」にも少し変化が

現れたように思います。

たとえば、写真のトカゲさん♡

♡マークをつけていますが、

死別を経験する前は、私にとってはただ

「苦手な生き物」でした。

でも、死別を経験してから、お庭に遊びに来てくれる

トカゲさんを見るようになって、

その目を見るようになり、

「優しい目」にとても癒されるように感じています。

以前は、表面だけの姿を見て

気嫌いしていたけれど、今は

優しさだったり、癒しだったり、

そこから発しているものを感じ、穏やかな

気持ちになれたりするようになってきました。

いつも寂しい想いをしているから

余計にお友達感覚になっているのかも知れませんが(笑)

それでも、今まででは感じられなかった事なので、

やっぱり向こうの世界に逝った

大切な人からは、常に温かな心を

学ばさせてもらっているのかもしれないな・・。

と、思います。

辛く、苦しい想いをしたからこそ、

優しい気持ち、想い、心に、より気づくことが出来る。

自信を持って、ゆっくりゆっくり

前に歩いて行って欲しいと思います。



一宮市グリーフケアakari

グリーフケア・グリーフワーク

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