歳をとるということ。
今夜はたくさんのキャンドルを灯しています。
今日は、娘の14回目の誕生日でした。
夫が亡くなった時、
娘は9歳でした。
突然の病により心停止。
すぐに救急搬送され、
救命措置を1時間近くも
行ってもらったにもかかわらず、
夫は目覚めることがなく、
9歳の娘と、もうすぐ8歳になる
ところだった息子と一緒に
何度も「パパ、起きて・・・。」
と、叫んだ記憶があります。
小さな子供たちに
処置室で眠ったままの父親の姿を
つきつけるのには、あまりにも
可哀想な現実。
私は、もう1度目を覚ましてくれるかも
知れない・・・。と、
本能的に・・・。1時間以上、夫の身体を
さすっていました。
あれから月日が流れ、
娘が14歳に。
子供の成長に限らず、
亡くなった人は、遺してきた人の
その後の成長や、出来事をずっと近くで
見ていたかっただろうに・・。
と思うと、胸が詰まります。
遺された私達は、何もしなくても
歳を取り、世の中の景色もあの頃とは
少しずつ変わって行き、
大切な人と過ごした時がどんどん
過去になっていく現実。
何かの節目があると、
こういったことを未だに考えます。
後ろ向き。
と、世間からは思われるのかも知れませんが、
そうではありません。
大切な過去に、想いを馳せることも
私達が前に進むためには、
とてもとても大切な事なのです。
過去をもう一度思い出すことで、
生きていく意味を考えられたり、
大切な事を気づかせてくれることに
繋がることがたくさんあります。
大切な人はずっと今でも
私達の全てを見守ってくれています♡
節目の時には、悲しみもあふれますが、
そんな時こそ、
大切な人に、
「ありがとう♡」
の気持ちをキャンドルの灯りに乗せて
贈りたいと思います。
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