グリーフを抱えた方とのご縁
先月末になりますが、大切な方を亡くされた方からお問い合わせを頂きました。
ヨーロッパにお住まいの日本の女性からでした。
外国人のご主人を突然に亡くされ、大きな悲しみを抱えていらっしゃいました。
諸事情により、短い期間ですが一時帰国されるとのことで、
帰国後のコロナ検査や、一定期間の待機期間をクリアされてから
新幹線で向かわせて頂きました。
「日本に滞在した中でお会い出来た日が1番幸せでした・・。」
お住まいの国に戻られる前日にメッセージを送って下さったのを読ませて頂き、
「逢いに行けて本当に良かった。」と心から想います。
どの年齢でも大切な方を亡くされた方の悲しみは、とてつもなく深く大きなことです。
ただ、私達のような若年層での死別は、同じような境遇の方があまりにも少ないこと。
その部分では疎外感も強く、悲しみを誰にも話す事が出来ず、
無理して笑ったり、我慢したりしてしまいがちです。
だからただ、この悲しい想いを共感・共有出来るだけで
救われることもたくさんあるのです。
この日は大切な場所へ案内して下さり、たくさん想いを吐き出されました。
そして、たくさん涙を流しながら、たくさんお話をしながら一緒に歩きました。
大切な人を失うという事は、自分の身体の半分を引きちぎられるような感覚です。
そんな感覚はやっぱり、経験した人にしか分からないのかも知れません。
私自身も、本当に苦しくて痛くて、辛くて悲しかったから。
私が悲しみを抱えながら生きているこの8年間の経験が、同じ悲しみを抱える方の
お役にほんの少しでも立てるのであれば、私は全力で。
そして、共に一歩ずつ歩いていけたらいいなって思っています。
大切な人の尊い命から学ばせてもらっていることが山のようにあります。
痛くて悲しい想いが少しでも和らぐことが出来ますように。
これからも寄り添わせて頂きます。
海を越えた遠い地から、akariを見つけて下さったこと。
ご縁に感謝です。
お住まいの国へ帰られてからは、ライン通話でお話出来ています☆
こんなに遠いのに、話す声もクリアで、距離を感じません。
お会いした時にお住いの国のとっても可愛いラズベリーキャンディを
頂いてしまいました。
大切に頂く度に、心を寄せさせて頂いています。
離れていても、ずっと繋がっています。
大好きな夫を亡くして8年。
私は、この悲しみが消えることはありません。
消したくもありません。
それだけ大好きで大切だから。
それでも、たくさん笑えるようになりました。
泣いて笑ってまた泣いて。
これからも大切な人と共に生きて行こうと思っています♡
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