何気ない一言


朝一で愛犬のこむぎとお散歩に行こうと、玄関を出た時のこと。

同じ町内ではあるであろうものの、ご近所さんでもない、どこのどなたかも

存じ上げないご老人から突然。

「あ~、この子(愛犬のこと)、お父ちゃん(私の夫の事)が

よ~可愛がってた子やな~」と、

大きな声で言われました。

恐らく、当時愛犬の朝の散歩は、早起きな夫担当だったので、

その頃、よく散歩する夫の姿を見ていたのだと思われます。

まず、

ご近所さんでもない、どこのどなたかも存じ上げない方にまで

夫の死が知れ渡っていることに、ため息。

そして、

おっしゃる通り・・。夫が愛犬の事をよく可愛がっていたのは確か。

でも、何気ないその一言が、

当時の様子を思い起こさせてくれることで、寂しくなったりして

また、ため息・・・。

本来ならば、

「そうですね・・・。可愛がってくれていましたよ。

気にかけて下さりありがとうございます。」

なんて、にこやかに返答をするのが良いのでしょうか。

あまりに突然、見た事もない方に言われたので、返答にもならず、

にっこり笑って返す事も出来ず、

ちょっとへの字口になってしまった大人げない私です。

何年経っても、不意打ちの何気ない一言が突き刺さったりするものです。

悪気がないのは重々分かってるからこそ、ため息です。

そんなモヤモヤを打ち消すために、

今日もクレイフラワー作り。

八重咲きチューリップを作りました。

誰とも話さなくていい。

気をつかわなくていい。

思い切り殻に閉じこもりながら、自分だけの癒しの時間。

私にとっては大切なグリーフワークです。

☆会が苦手な方等には、メールのみでの対応や、個別対応(女性限定)も行っています。☆

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